広島の商業中心地として知られる紙屋町。1591年に伊予屋九郎左衛門という人物が紙商を始めたのが町名の由来です。また、近くには原爆ドームがあり、観光客でにぎわう地区でもあります。
今回は、広島紙屋町から近くでいける初詣スポットについて紹介します。
広島護国神社
毎年1月1日~7日までの初詣期間は、なんと50万人以上の人々が参拝に訪れるという広島護国神社。
中国地方にある神社のうち、もっとも多くの人が初詣にやって来る場所だそうです。
日によってお守りなどをもらえる時間が変わるため、事前にチェックしてから出発したいですね。
・1月1日…0~23時
・1月2日/3日…8~22時
・1月4日以降…9~17時
このうち、1日から3日までの3日間が一番混雑するとのこと。
1日は0~2時と11~18時頃まで、2日と3日は11~18時頃までがピークです。
にぎやかなのもいいですが、混雑を避けたい人は違う時間帯を狙いましょう。
参道には屋台も出ます。
調べてみると、オススメは「白たい焼き」と「たまごまんじゅう」だとか。
「白たい焼き」は中身がカスタードクリームなので、あんこが苦手な人でも食べられますね。
「たまごまんじゅう」は玉子型のお焼き。
広島のお祭り屋台でよく見られるソウルフードですから、県外から行く予定の人はお見逃しなく。
お正月に屋台で楽しむグルメは、お店でいただくのとはまた違う魅力がありますよね。
三が日を過ぎると撤収してしまう屋台もあるそうなので、遅くとも3日までには屋台を見ておきたいところ。
紙屋町から護国神社までは、歩いて15分ほど。
鯉城(りじょう)通りを県庁方面に進んだつきあたりにあります。
広島城を目指して歩けばいいので簡単ですね!
◇広島護国神社
住所:広島県広島市中区基町21-21-2
TEL:082-221-5590
胡子(えびす)神社
繁華街のど真ん中にある胡子神社は、ビルとビルに挟まれるように祀られています。
初見では気づかず通り過ぎてしまうほど。
商売繁盛の神様ですから、商店街にあるのはピッタリですね。
アーケード内に神社というとふしぎな感じがしますが、画像を見るとかなり馴染んでいます。
「お正月は人が少ない」という人もいれば、「初詣は行列ができている」という声も…。
時間帯によって混雑具合が変わるようですね。
だいたいお昼頃から初詣に向かう人が多いため、午前中に訪れてみてはいかがでしょう。
紙屋町からは徒歩で7分です。相生(あいおい)通りを胡町方面に進むとわかりやすいでしょう。三越の裏にあります。
◇胡子神社
住所:広島県広島市中区胡町5−14
TEL:082-241-6268
白神社(しらかみしゃ)
私は最初「しろじんじゃ」もしくは「しらじんじゃ」と読むんだろうと思っていたのですが、正解は「しらかみしゃ」。
地元の人々からは、親しみをこめて「しらかみさん」と呼ばれているんだとか。
もともとは広い敷地を持っていたのですが、原爆による消失で規模を縮小。現在の境内はこぢんまりとした印象です。
原爆投下時の熱線で変色した岩や狛犬などが今も残されており、広島原爆遺産にも指定されています。戦時下の広島を生きる主人公の姿を描いた映画『この世界の片隅に』を見て、白神社を訪れる人も増えているそう。
街中にあるものの、雰囲気はとても静か。初詣はゆっくり参拝したい人は、白神社を目指しましょう。
白神社は平和大通り沿い。紙屋町を出発したら、鯉城通りを市役所方面に進みます。8分ほど歩くと、左手に見えてくるのが白神社です。
◇白神社
住所:広島県広島市中区中町7-24
TEL:082-247-1363
おわりに
紙屋町から見て、それぞれ別方向にある3つの神社を紹介しました。
いずれも歩いて行くことができますし、紙屋町周辺にはデパートも多いため、参拝のあとに初売りを見てまわるのもいいですね!
紙屋町で夜遅くまで飲んでいて、これから行こうと思った人におすすめの神社なので行ってみてはいかが?