
愛知県豊田市で、毎年7月に行われるのがおいでん祭です。
「おいでん」とは、三河弁で「おいで」という意味。おいでん祭の期間中に開催されるおいでん踊りでは「おいでん・みりん・おどろまい」というフレーズが聞こえます。これは標準語で「おいで・見て・踊りましょう」なんだそう。お祭りは地域の特色が出るのでおもしろいですよね。
2017年で第49回目をむかえるおいでん祭の、気になる開催日程やイベントについてまとめました。
おいでん祭りの2017年開催はいつ?
踊りと花火大会で構成されるおいでん祭。2017年の日程は以下の通りです。
<おいでんファイナル>
開催予定日 :2017年7月29日(土曜日)
開始予定時刻:17時00分
終了予定時刻:20時30分
場 所:名鉄豊田市駅 東側一帯
<花火大会>
開催予定日 :2017年7月30日(日曜日)
開始予定時刻:19時10分
終了予定時刻:21時00分
場 所:矢作川河畔 白浜公園一帯
当初は7月最終週の金曜日~日曜日にかけて開催されていたおいでん祭ですが、2007年からは土日のみとなりました。そのぶんイベントが凝縮され、よりにぎやかさを増しているということですね!
見ているだけで楽しめる!おいでん踊り
7月29日に行われるおいでんファイナルは、それまでに開催されたマイタウンおいでんの選抜チームが出場します。
この選抜チームは「踊り連」と呼ばれ、豊田市民たちによって編成されているんです。てっきりプロの踊り子でチームを組んでいると思っていたので意外でした。おいでん祭は地域やそこに住む人々に密着したお祭りなんですね。
マイタウンおいでんは、6月から各所で開催されています。2017年は、6月17日開催の「元祖おいでん上郷!2017」と「おいでん香恋の里しもやま」がもっとも早いですね。
おいでんファイナルはこのマイタウンおいでんを経て開催されるもの。おいでんファイナルのみ参加することはできません。
おいでん祭の公式ホームページでは、観客としてでなく「踊り連」を編成して参加したい人のために講座ページが用意してあります。
こちらのページを読んでみると、
・連の参加人数を12人以上集める
・連の名前を考える
・プラカードを作成する
…など「踊り連」として参加するために必要な情報がそろっていますね。初めての参加でも戸惑うことがないように、バックアップ体制が整っているようです。
おいでん踊りの振付動画もあります。動画で確認してから会場へ見に行くとより楽しめそうですね。
豪華な花火大会も
おいでん踊りのほかにも、欠かせないのが7月30日開催の花火大会。約13,000発が打ち上げられる、大迫力の構成になっています。また、おいでん祭の花火は、全国的に有名な花火師が手がける本格派。こちらは2016年の様子ですが、画面越しでも花火の美しさと迫力が伝わってきますね。
さて、花火大会といえば場所取り。一番見やすい白浜公園は前日から場所取りできますが、毎年ものすごい競争率となっています。
そこでオススメなのが、白浜公園の北側に位置する川端公園。白浜公園と地続きになっているため「絶好のポイントで見たかったけど、場所取り競争に負けちゃった」というときでも、北へ移動すればOKです。打ち上げ場所からもそれほど離れておらず、音楽も聞こえますよ。
おいでん祭りのまとめ
踊りに花火大会と、にぎやかで楽しいお祭りですね。おいでん祭の市民参加型スタイルは、合併を繰り返して増えた新しい住民と、昔から豊田市に住んでいる住民たちをつなぐ側面もあります。たしかに、一緒においでん踊りを踊ればすぐに仲良くなれそうです。
他県に住んでいても、今回紹介したおいでんファイナルや花火大会は見応えがあるでしょう。
夏の思い出づくりに、ぜひ足を運んでみてくださいね。